英日対訳ミュージシャンの本

ミュージシャンの書いた本を英日対訳で見てゆきます。

2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

<日本語ですが>千葉馨、藤田玄播、「中央アジアの草原にて」

1.作曲家は意味があって一つ一つの音符を書いている。 どうでもいい音符やどうでもいいパートなんて、一つもない。 大学時代の恩師、藤田玄播先生が、合奏中によくおっしゃった言葉です。 特に、手書きで楽譜を書いたことのある方は、おわかりかと思います…

エヴェリン・グレニー:聴く、とは、相手を見つめること

エヴェリン・グレニー(Evelyn Glennie)世界屈指の打楽器奏者がゲスト出演した、TVインタビューショーを、私が聴き取ったものです。ブルーノ・マーズやビル・ゲイツ、コフィ・アナン前国連事務総長も出演したSVT / NRK/ Skavlan です。検索してチェックして…

アイザック・スターン「言葉を使わないことの強さ」:インタビュー(冒頭部分)

James Day: Mr. Stern, you once said the happiness in satisfaction is to play the kind of music that solves all human problems. That's a pretty big order, so what kind of music is it that solve all human problems? How does music impinge upo…

R.ムーティ:アンサンブルは人の世の縮図(2011年)

愉快な名指揮者、リッカルド・ムーティ(Riccardo Muti)が、2011年のビルギット・ニルソン賞(The Birgit Nilsson Prize)受賞記念スピーチからの抜粋です。 どうしたら人々は仲良く共存できる?オーケストラや合唱は、世の中の縮図。答えはそこにある。だ…

バレンボイム:イスラエルとパレスチナを音楽の力で(2004年)

現在来日中の、ダニエル・バレンボイムが、2004年5月9日ウルフ賞受賞に際しておこなったコメントからの一節です。公式日本語訳がなさそうですので、拙訳をつけます。これを「夢物語」と片付けず、両「国」のトップには頑張っていただきたいと思います。 De…