英日対訳ミュージシャンの本

ミュージシャンの書いた本を英日対訳で見てゆきます。

2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「Copland on Music を読む」第5回の3(2)先駆者としてのリスト

作曲家が「形式」を無視したがらないのはなぜか?コープランドがわかりやすく説明し、そこから見えるリストのスゴさを語ります。 On an equivalent plane of freshness and originality was Liszt's harmonic thinking. Even professional musicians tend to…

「Copland on Music を読む」第5回の3(1)先駆者としてのリスト

リストは預言者?!先駆者として彼の作品は、その後の印象派や現代音楽に通じる多くの手法を、その作品に散りばめています。 p.117 Liszt as Pioneer 先駆者としてのリスト EVERYBODY THINKS he has the right to an opinion about Franz Liszt and his musi…

「Copland on Musicを読む」第5回の2(2)ベルリオーズは今

現代の管弦楽のスタイルを築いたとされるベルリオーズ。コード進行が苦手でした。作曲家目線でコープランドが斬ってゆきます。 This can perhaps be most clearly observed in is writing for orchestra. Even his earliest critics admitted his brilliance…

「Copland on Musicを読む」第5回の2(1)ベルリオーズは今

コープランドがベルリオーズについて語る、今回は前半部です。ベートーベンとの違い、「不遇な作曲家」となぜ言われるのか、同じ作曲家目線で見てゆきます p.23 SECTION ONE 第1節 3. FOUR MASTERS 第3章 4人の巨匠 p.108 Berlioz Today ベルリオーズは今 BE…

「Copland on Music を読む」第5回の1.モーツアルト考察

コープランドがモーツアルトについて語ります。そこから、作曲家が同業者に抱く気持ちが見えてきます。 3. FOUR MASTERS 第3章 4人の巨匠 p.105 At the Thought of Mozart モーツアルト考察 PAUL VALERY ONCE WROTE : “The definition of beauty is easy: it…